TEORI

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JOURNAL
− ジャーナル −

#8
 TEORI STORY vol.5

 

 


 

 

#ヒストリー  

 

   
 
 

ー 岡山県立大学との出会いと、自社商品開発 ー

 

 
 

1993年、株式会社テオリが所在する真備の隣の総社市に、岡山県立短期大学をルーツとした岡山県立大学が開学した。岡山県立大学は3学部で構成され、日本で最初に「デザイン」を冠した学部を擁していた。
1997年木材加工機械販売会社の声かけにより木工事業者グループで補助金を受託した際、企画面を岡山県立大学に依頼、テオリと同大学との繋がりが生まれた。

2000年に竹集成材の輸入体制を整えた中山正明は、竹集成材を本格的に使用したオリジナル製品を開発しようと、補助金事業で面識のあったデザイン学部の村木克爾講師(当時)と共同研究を実施した。同年、デザイン学部の1期生でオフィス家具メーカーに勤務していた三原鉄平が助手(当時)に着任。村木講師の声かけにより共同研究を手伝うこととなった。以後現在に至るまで、三原助手はテオリの商品開発に深く関わることとなる。

 
   
     
     
 
ー 学習用家具への取組み ー


 
 

村木講師と三原助手のチームは、先ず竹の特徴を活かす商品コンセプトを模索した。3〜5年で成長する環境負荷の少ない素材であること、繊維方向に対して強さとしなやかさを備えていること、抗菌成分が多く含まれていることなどから、子供用家具を開発テーマとした。

様々なデザイン案を検討したが、テオリには竹の加工技術の蓄積が、デザインチームには竹を扱った経験が不足しており、簡単には実現に至らなかった。徐々に知見が積み重なる中、学習用デスクの着想に辿り着いた。
また従来の学習用デスクは様式化とキャラクタービジネス化が顕著となり、子供の学習環境にも、またその親世帯の住環境にもその存在が乖離しているように感じられた。
ここから開発チームは、子供の身体的成長に追随できる柔軟性を備え、安心な素材とシンプルなデザインを備えた学習用家具であれば、小さくとも一定のマーケットはあるという確信を深めた。


 
     
 



 
 

子供家具の可能性を模索する中、制作したモックアップ(簡易試作)
製品企画とともに製造ノウハウの確立も大きなテーマだった。

 
   
     
 
ー テオリのデザインの始まり ー


 
 

2003年の展示会で発表した竹集成材学習デスク「Take(テイク)」は、幼児の食事椅子から児童の学習用デスク、さらには大人用のデスクに可変する柔軟性と、シンプルで上質なデザインを兼ね備えるテオリの本格的なオリジナル家具としてデビューした。

 
子供から大人まで長く使うためのデザインは自然とロングライフなデザインを目指すようになり、流行り廃れのない、いつの時代にも合う美しさを表現するテオリのデザインの基礎を作った。
「Take」は現在のラインナップにつながる自社デザインの方向性の始まりであると同時に、様々な雑誌に掲載され、竹集成材の家具とテオリの認知を一段引き上げる存在となった。
   
     
 

 
  学習セットの使い心地の検証をする、代表中山正明(当時)。  
 

 
  当時の展示会の様子。
デザイン性も高い学習家具は、一定の評価を得た。
 
         
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