竹について

竹の特徴について竹集成材の出来るまで竹炭について







曲げ、圧縮強度に優れている。
竹(0.76)の比重は木材の中でも高いと言われているナラ(0.63)よりも更に高い。

長さに対しての狂いがない。(竹のもの差し)

公共施設からも注目。
厚みを薄く仕上げても強度があるため、棚板の材料としては最適で、全国の図書館などの公共施設から注目されている。また、抗菌性・調湿性も高く、本の保管に適するとして図書館の書架に採用されている。


抗菌性、殺菌性、脱臭性に優れている。
孟宗竹には(タケキノン)と呼ばれる抗菌成分が含まれているため、抗菌性、殺菌性、脱臭性に優れ、スギ、ヒノキより作用する菌の種類が多い。O-157、院内感染の元凶、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌[MRSA]などへの抗菌効果が確認されており、すでに病院などで使用されている。

リラックス効果、精神安定作用。
テルペンと呼ばれる芳香物質がリラックス効果、精神安定作用をもたらす。


成長が早い。
竹は他の木材に比べ格段に成長が早い。(当社は3年〜5年の成竹を使用)

持続的生産が可能。
地下茎とよばれる茎を地中に持つため、地上に生えたものだけを伐採すれば新たな造林の必要のない持続的生産が可能。植物資源は再生産可能な資源だが、現在の行き過ぎた伐採で、森林面積が減少して様々な環境問題を引き起こしている。テオリは竹が地球環境保全において大きな可能性を持っていると考える。

生涯家具の素材。
老朽化しにくく、使い捨てではなく、生涯家具の素材としては最適。


竹独特の等間隔に節のあとがある。

真っ直ぐな木目。

オイル塗装をすると使い込むほどに飴色に変化、光沢が出て、味が出る。




竹は他の木材に比べても比重が高く、硬いため、大変加工の難しい木材です。
テオリではダイヤの刃を使うなど、様々な試行錯誤を繰り返してきました。


竹は硬く、弾力性に優れ、非常に強い素材ですが、繊維が真っ直ぐはしっているために、繊維の方向に割れやすい傾向があります。そのため3積層のクロス集成材にすることによって割れ、反りなどの欠点を補っています。


竹は、夏場に糖分などの養分を多く含んでおり、とくに虫が付きやすくなります。冬場になると、竹は養分を根に下ろすため虫も付きにくくなりますが、下記の工程を経ることでさらに虫を防ぐことが可能となります。

まず害虫処理の第一段階として、冬場に伐採を行います。
次に表皮を取り、節を削り、小割にしたものを熱湯に入れ煮沸処理をおこないます。そこで余分な養分を出すと同時に害虫処理、漂白、殺菌を行います。
その後、自然乾燥させ、さらに乾燥機に入れ数十時間乾燥した後、専用の窯で短時間、高温で炭化処理を行います。